『古萩―江戸の美意識―』開催中!

現在、山口県立萩美術館・浦上記念館では、『古萩‐江戸の美意識‐』が開
催されています。
侘び寂びの古萩の魅力をご覧になりに、萩にぜひお出掛け下さいませ。

《パンフレットからの引用文》
「一楽、二萩、三唐津」と謳われるなど、侘数寄に通う茶の湯の具足として
高い声価を得てきた古萩の茶碗は、江戸時代を通して萩藩の統制のもとに
つくられました。

御用窯としてはじめから藩主の御遣物を製作するため整えられた生産態勢
は、諸侯への進物品や家臣への下賜品などとして、その精品を限られた階
層とその周辺にのみ流通させるに留まりました。

とくにその主力器種である茶碗には、領内で採れる特定の土や釉の素材
感を一貫して押し出しながら、その時々に重視された茶の湯の美意識や流
行など、受容する側の意向を意識的にかたちへと取り込んだのです。
このような古萩茶碗の在り方が、朝鮮陶技に由来する桃山以来の侘びた
風情をもったやきものという印象を当代の茶人ばかりか近代の数寄者や一
般にまでに強くさせていったのでしょう。

本展は、伝世の古萩茶碗にあわせて、御用窯でつくられた表現力豊かな細
工物などを紹介し、江戸時代の多彩な美意識とその変遷を古萩のかたちの
なかに展望しようとするものです。

◎期間-2012年10月20日(土)~12月9日(日)休館日:月曜日
◎場所-山口県立萩美術館・浦上記念館
◎観覧料- 一般 1,000円(800円)70歳以上の方・学生 800円(600円)
◎主催-古萩展実行委員会
 (山口県立萩美術館・浦上記念館、朝日新聞社、yab山口朝日放送)
◎後援-山口県教育委員会、萩市、萩陶芸家協会、公益社団法人日本工
芸会山口支部、公益社団法人日本工芸会西部支部
 
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