ルーシー・リー展と萩焼の花器展を観覧

今日、山口県立萩美術館・浦上記念館で開催されているルーシー・リー展と、
新しく出来た陶芸館で開催されている萩焼の花器展を観覧しました。

ルーシー・リー(1902~1995)さんは、1938年以来イギリスを拠点として活動
したオーストリア出身の女性の陶芸家です。私自身勉強不足で、没後初の
回顧展で初めてその存在を知りこの展覧会に出かけました。
作品は花器・鉢・食器類など200点が展示されていて、花器に見られる造形
美やいろいろな釉薬を施釉して生み出された作品からみえるその知識と技
術の深さ、また、1902年(日本では明治35年)という時代に生まれた女性が、
これだけの作風を残しているという素晴らしさに感嘆しました。

引き続き、昨年、新しく出来た陶芸館で開催されている、萩焼の花器展に行
きました。受付でもらったしおりに書かれている展示作品の作家(下記に明記)
は、萩焼を代表する著名な方々ばかりでしたのでワクワクする思いで展示室に
入りました。すぐ目に入ったのは三輪休和先生の花入れで、休和先生は樋口
大桂があこがれ陶芸を始めるきっかけとなった方ですが、これまで休和先生の
作品を直接拝見する機会は数えるほどでした。今回予期せぬ機会で出会った
作品は一般的な大きさの花入れですが、その存在感と迫力に優しさが融合し
た作品に大変感激しました。

◎展示作家(敬称略)
三輪休和・三輪壽雪・吉賀大眉・坂倉新兵衛(14代)・坂高麗左衛門・波多野
善蔵・田原陶兵衛(12代)・三輪休雪(12代)・坂田慶造・三輪和彦・三輪榮造・
大和保男・大和努・兼田昌尚・岡田裕

山口県立萩美術館・浦上記念館のホームページはこちらからどうぞ。
http://www.hum.pref.yamaguchi.jp/

《観覧を終えてまだ感激中の樋口大桂》
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《美術館本館と陶芸館の間の渡り廊下から見えたあやめ》
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《雨の中ガラス越しに見えるあやめがとても儚げに見えました。》
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